IT未経験でも大丈夫?文系男子にSEをオススメしたい理由

IT業界と言えば「理系出身者の専門分野」というイメージが強く、
文系出身から目指すのは相当難しいと思っている人も多いのではないでしょうか?
確かに、扱う知識やスキルは専門的なものであり、
一見しただけでは「自分には無理」と思ってしまうかもしれません。

しかし実は、IT業界の代表的職種とも言えるSEは「文系」こそ向いている仕事と言えるのです。
なぜそのようなことが言えるのか、解説していきます。

情報系出身でない限り、文理の差はほとんどない

まず前提条件として覚えておかなければいけないのが、IT=理系ではない、ということです。
正確にはIT=情報系であり、例え理系出身であっても、
情報系出身以外の人はIT技術を授業で学ばないケースがほとんど。
SEとしていきなり戦力となれるような知識やスキルを磨けている人は、理系の中でも限られたごく一部の人だけなのです。

そのため、文系出身だから不利、ということはほとんどなく、
基本的にはみんな同じスタートラインに立っていると考えた方が良いでしょう。
逆に言えば、例え文系であっても自ら積極的にIT技術関連の知識を吸収するようにしていれば、
理系出身者よりも大きなアドバンテージを持つこともできるのです。

完全未経験でも歓迎。教育に力を注ぐ企業も増えている

IT企業の多くは、慢性的な人手不足に陥っており、採用に対する強化を積極的に行っています。
昔は同業経験者限定であった求人が、情報系出身者限定となり、
今では完全未経験者歓迎となっているところも少なくありません。

そういった企業では、仕事に必要なスキルを入社後に教えてもらえるところも多く、
「入社後〇ヶ月で資格取得可能」といった教育体制を強みとしているところも少なくありません。

ここまで来ると、採用基準は知識やスキルではなく、
単純に「やる気がある」「学ぶ姿勢がある」と言った要素になってきますので、
ますます理系と文系の差はなくなってくるでしょう。
新しい技術が常に開発されているような現場ですから、
むしろ経験者の方が少ない、というのも本音であり、
今のIT業界は未経験者にとってこそチャレンジしやすい業界になっていると言っても過言ではないのです。

SEの本当の仕事はプログラミングではない

IT業界、SE、といった言葉を聞くと、
どうしても「パソコンとにらめっこをしながら難しいプログラミング言語を入力してシステムを作る」というイメージを持ってしまいがちです。
しかし、そういった仕事があるのも事実ではありますが、それらはどちらかというとPG、プログラマーの仕事です。

SEのメインとなる仕事は「要件設計」。これは、クライアントの要望を分析、それを解決するためのシステムを考え、PGに作業指示を出す仕事です。
いわば、建築現場などにおける現場監督的な立ち位置と言えるでしょう。
実際に家を作るのは、専門知識を磨いた大工さん(PG)であり、SE自身が家を建てるわけではないのです。

だからこそ必要なのは、クライアントの要望をしっかりと汲み取る傾聴力と、
それを形にする思考力、そしてそれをPGへと伝える伝達力ということになります。
これらのスキルは、理系よりもむしろ文系の方が磨かれていると言っても過言なのではないでしょうか。

コミュニケーション能力や好奇心が武器になる

SEの仕事はどちらかというと技術職よりではなく、営業職よりの要素も多いものです。
要件設計をする際には、クライアントの要望をしっかり汲み取ることはもちろんですが、
場合によってはこちらから提案をし、相手に理解をしてもらわなければいけないシーンもあるでしょう。
実際にクライアントのところに訪問し、商談をする営業職的な仕事も、SEの重要な役割となっていますから、
コミュニケーション能力は非常に重要なスキルとなります。

またそうした提案をしていくためには、狭く深い知識だけではなく、
広く浅い知識も必要となってきますから、何か一つにこだわるのではなく、
好奇心を持って色々なものに触れて行くような姿勢も大切になってきます。

ここまでくれば、SEに向いている人は、理系よりも文系ではないか、
と思える人も出てきたのではないでしょうか。実際、現在SEとして活躍している人でも、
文系出身者は数多くいるのです。

実務経験を積めば、どんどんキャリアアップしていける

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IT業界は、常に新しい技術が生まれてくる変化の激しい業界ですから、経歴よりも実力がものを言う世界になっています。
だからこそ、例え文系出身であっても、SEとしての実務経験をしっかりと積んでいれば高い評価を得られるようになり、
会社での役割やポジション、待遇がどんどん上がって行くのはもちろんのこと、
いざ転職をしようと考えた際の選択肢も、非常に広く持てるようになるでしょう。
実際、SEとして経験を積んだ人が独立し、新しいIT企業を設立する、というのも珍しい話ではありません。

実務経験が重要視されるということは、文系出身者だから不利ということがなく、
なおかつ入社後の努力次第でいくらでも成長できるということです。
SEは、他の業界・職種と比べても、非常に頑張りがいのある仕事と言えるのです。

文系出身者こそ、SEを目指して才能を開花させよう!

理系社会と思われがちなIT業界の本当の姿について解説してきました。
今回説明した通り、SEを目指す際には文系理系の差はほとんどなく、
むしろ文系の方が向いていると言える要素すらもあるのが現実です。

「文系だから…」「難しそうだから…」とIT業界を敬遠してしまっていた文系男子の皆さん、
ぜひ先入観なく、SEの仕事へチャレンジしてみてください。
そこには、あなたがこれまで培ってきた知識やスキル、ひいては人間性までもを活かせる環境があるかもしれません。