資格は必要?ネットワークエンジニアになるための資格と難易度

SE(システムエンジニア)からネットワークエンジニアへの転身を目指す場合や、
未経験からネットワークエンジニアに挑戦する場合、何から始めればよいか迷う方も多いのではないでしょうか。
ネットワークエンジニアは高度な専門知識が求められるため、
まずは資格を取得して知識を身につけることをおすすめします。
ここでは、ネットワークエンジニアになるための資格と難易度について解説しますので、参考にしてみてください。

ネットワークエンジニアとは


ネットワークエンジニアとは、コンピュータネットワークに関する分野を専門とするエンジニアのことです。
コンピュータをスイッチやルータなどの専用機器と接続し、
それぞれのコンピュータのデータをスムーズに送受信するためのネットワークシステムを設計、構築、運用していきます。
設計ではセキュリティやOS、サーバなどに関する知識が求められ、最適なネットワークシステムの理論情報を確立します。
構築では設計書を元に回線を設置するので、効率的なネットワークを作り上げるために最新の製品情報や技術の動向を抑える必要があります。
ネットワークシステム構築後は安全に運用するため、保守対応を行います。
万が一障害が発生してしまった際は、早急にネットワーク全体を見直すことになり、的確に対応しなければなりません。
SEはコンピュータ上で動作するソフトウェアを設計・開発するのに対し、
ネットワークエンジニアは物理的なコンピュータネットワークシステムを組み上げます。
同じIT系の職種ではありますが、専門分野が違うため学ぶべき事柄も異なります。

ネットワークエンジニアになるための国家資格と難易度

医師や弁護士のように、ネットワークエンジニアになるために必ず取らなければならない資格というものは存在しません。
しかし、知識を身につけスキルを客観的に評価してもらうためにも、
ネットワークエンジニア向けの資格を取得することをおすすめします。
ここからは、ネットワークエンジニアになるために取っておきたい国家資格を具体的に見ていきましょう。

ネットワークスペシャリスト試験

ネットワークスペシャリスト試験とは、
情報処理推進機構(IPA)が運営する国家資格「情報処理技術者試験」の中の1つです。
難易度は最高難度の「レベル4」で、IPAが発表している合格率も応募者比で10%を切るなど非常にレベルの高い試験となっています。
主に経験を積んだエンジニアが受験するため、未経験の状態では難しく感じられるかもしれませんが、
知識を習得するためにもネットワークエンジニアを目指す人はぜひとも取得しておきたい資格です。
午前Ⅰ/午前Ⅱ/午後Ⅰ/午後Ⅱと4つの試験があり、合計100点満点中60点以上の獲得で合格できます。
合格点は比較的低いものの、その出題内容の難度は高いです。
中でも論述問題は苦手とする受験者が多い傾向にあります。
受験に際しては、短文で的確に意図を伝えることのできる文章力も養っていきましょう。

情報セキュリティスペシャリスト試験

情報セキュリティスペシャリスト試験とは、
ネットワークスペシャリスト試験と同じくIPAの「情報処理技術者試験」の1つです。
こちらも最高難度の「レベル4」で、簡単に取得できるものではありません。
この資格では、ネットワークエンジニアに必要な情報セキュリティに関する知識が問われます。
情報システムや組織に対する脅威や脆弱性を正しく見極め、技術・管理両面から的確な対策をとるためのスキルが身につきます。
ネットワークエンジニアの直接的な業務からは少し外れますが、
昨今課題となっているセキュリティ面に強いことをアピールできれば、
IT人材としてより高い評価を得られるでしょう。
試験は1年間に2回(4月・10月)に開催されるため、
一度失敗しても半年後に再チャレンジすることができます。

基本情報技術者試験

基本情報技術者試験とは、「情報処理技術者試験」の入門編の試験で、難易度は「レベル2」です。
現在SEとして働いている方は、すでに所有しているというケースも多いのではないでしょうか。
エンジニアになるためには取得必須とも言えるこの資格は、
IT技術やIT管理、経営全般といったIT業界で必ず必要になる知識が問われます。
学生も多く取得している資格なので、キャリアアップ転職にはあまり有効でないかもしれません。
しかし、初めてIT業界を目指すという方であれば、まず初めに取得しておくべきと言えます。

ネットワークエンジニアになるための民間資格と難易度

IPAが主催する国家資格以外にも、ネットワークエンジニア向けの民間資格が存在します。
その内容を具体的に紹介します。

シスコ技術者認定

シスコ技術者認定とは、
ネットワーク機器大手企業「シスコシステムズ」が展開している資格です。
エントリー、アソシエイト、プロフェッショナル、エキスパート、アーキテクトという5つのレベルの試験が用意されており、
下位レベルの資格に合格しなければ上位を受験することができません。
シスコシステムズの機器を導入している企業は非常に多いため、
信頼できるネットワークエンジニアであることを証明するためにはもってこいの資格です。
まずはエントリーレベルの資格取得を目指しましょう。

LPIC

LPICとはLinux技術者としてのスキルを証明する資格で、
正式名称を「Linux技術者認定試験(Linux Professional Institute Certification)」と言います。
カナダのNPO法人Linux技術者認定機関「LPI」が展開しています。
難易度はレベル1~3まで設定されており、上位資格を受験するためには下位試験に合格しなければなりません。
LPIの発表では日本企業の約7割がLinuxをOSとして導入しており、
インターネットサーバの50%以上はLinuxとなっているため、ネットワークエンジニアはぜひともおさえておきたい資格です。

まとめ


ネットワークエンジニアになるために取得しておきたい資格は、難易度が低いものから高いものまで様々な種類があります。
資格試験は合格することも大切ですが、何よりも勉強を通して幅広い知識を吸収できるというメリットがあります。
SEからネットワークエンジニアに転職する場合、基本的なIT知識は有しているでしょうから、
資格の勉強を通してネットワークシステムの専門的な知識を身につけていきましょう。

コラム著者情報

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