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ネットワークエンジニアが稼げるって本当?

ネットワークエンジニアが稼げるって本当?

情報化社会が発達する中で、いわゆるエンジニアと呼ばれる職業の人々のニーズが、近年ますます向上しています。エンジニアの中でも、近年「稼げる職業」として注目度が上がって来ているのが、ネットワークエンジニアです。
ネットワークエンジニアの仕事とは一体どのようなものなのか、ネットワークエンジニアが稼げるというのは本当なのか、解説していきます。

ネットワークエンジニアとは?

ネットワークエンジニアとは、簡単に言えば「ネットワーク(通信環境)を整える」仕事です。

例えば普段私たちが何気なく使っているパソコンやスマホなどは、通信環境があるところで機能の本領を発揮することができます。
思いがけず圏外や速度制限によって、歯がゆい思いをしたことがある人もいるでしょう。
近年、ますます日常生活以外でも「IoT」と言われるような、さまざまな機械やシステムをネットワークに接続し、その機能や生産性を高めていく動きが活発になってきており、ネットワークエンジニアの重要性・必要性はさらに高まっています。

今や「ネットワークが無くても事業が成り立つ」という企業は、存在しないと言っても過言ではありません。
今後も、ネットワーク無しの企業が登場することは想像しにくく、ネットワークエンジニアの知識と経験をもっていれば、食べるのに困ることはなさそうです。

2018年現在、ネットワークエンジニアの平均年収は458.6万円(※1)となっており、数ある職種の中でも高い給与水準をキープすることができています。
また年齢や経験を積み重ねれば積み重ねるほど、安定して給与を増やしていくことができるのも特徴で、長くじっくり働いていける仕事としても魅力的です。

※1)参考:https://doda.jp/guide/zukan/049.html

ネットワークエンジニアになるには?

現代社会におけるネットワークエンジニアの社会的ニーズは非常に高まっていますので、ネットワークエンジニアを目指しやすい環境は整っていると言えます。ネットワークエンジニアになる方法は、次の2つが代表的です。

情報系の大学でスキルを磨く

より素早く、高いスキルを身に付けたネットワークエンジニアを目指す場合は、情報系の学校へ進み、学生の時からそれらの知識・スキルを身に付けるのが効果的でしょう。
大学である程度の知識を学んでおけば、いざ就職活動になった時も、入社候補として挙げられる数が多くなり、選考でも有利な状況になりやすくなるのは間違いありません。
企業によっては、ネットワークエンジニアとしての実務経験がある人や、基本的な知識を身に付けている人しか採用しない、といったところもあるため、どうしてもネットワークエンジニアになりたいという場合は、大学選択時から準備をしておくと良いでしょう。社会人になって後で方向転換したい場合は、改めて専門学校などに通い直す方法もあります。

未経験歓迎の会社に入社する

経験者が優遇される一方で、ネットワークエンジニアはどの会社でも人手不足になっている傾向があるため、例え未経験者であっても積極的に採用し、社内で育てながら戦力にしていこうと考える会社も少なくありません。
大学で特別そういった知識を学んできたわけではないし、今やっている仕事もネットワークエンジニアとはあまり関係がない、という方は、こうした未経験歓迎の会社を探して選考に進んでみるのも一つの手です。
そこで実務経験を積むことが出来れば、ネットワークエンジニアとしてのキャリアもより広がっていくことは間違いありません。

ネットワークエンジニアで稼ぐ方法

ネットワークエンジニアとして稼いでいくには、大きく分けて2つの方法があります。

資格を身に付ける

現在の給与を底上げし、今後さらなる給与UPが目指せる方法として効果的なのが、ネットワークエンジニアの資格を取得するという方法です。
ネットワークエンジニアには、「CCNA」「CCNP」「CCIE」といった専門の資格が存在し、それを持っているだけで給与に資格手当がついたり、より難しい業務にチャレンジさせてもらえる機会が増える場合があります。
また、これらの資格は国際的にも通用するものですので、より高い給与を目指して、外資系の会社に転職する、といった選択肢を持つこともできるようになるかもしれません。

実戦経験を積み、上流工程にチャレンジする

ネットワークエンジニアには、大きく分けて「運用・保守」「構築」「設計」という3つの仕事があります。

運用・保守は、出来上がったネットワークシステムがちゃんと動いているかをチェックし、何らかの不具合が起きた場合にはトラブルシューターとしての役割を果たす仕事です。
構築は、設計書を元に回線の設置やネットワーク構築を行う、実働部隊。ネットワークに関する知識は当然として、最新の製品や機器の特徴、設置のコツなど、幅広い知識が必要となれます。

そして設計は、上記で説明したようなネットワークシステムの設計書を書く仕事です。
このポジションまで来ると、ネットワークに関する深い知識が必要なだけでなく、お客さまの要望を具現化する想像力や、お客さまにシステムを理解してもらう提案力、チームをまとめていく統率力などが必要になってきます。
こうした設計の仕事は上流工程とも言われており、より高いスキルと知識が問われる反面、用意されている待遇も、運用・保守のような下流行程よりも数段高いものとなっています。
給与UPを目指したいのであれば、上流工程の仕事を任せてもらえるように、たくさんの実践経験を積んでおくことが大切です。

まとめ

ネットワークエンジニアとはどのような仕事なのか、そしてネットワークエンジニアを目指す方法や給与を上げる方法について解説してきました。
ネットワークシステムはこれからの時代により必要とされる技術であり、今後その仕事が無くなっていく可能性は極めて低いと言えます。
より安定した仕事や、社会的意義の高い仕事、さらには高い給与も得られる仕事を探している人は、これを機にネットワークエンジニアという働き方を、候補の一つに入れてみてはいかがでしょうか。

コラム著者情報

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