ネットワークエンジニアの仕事内容は?ズバリ年収は?

近年の社会的ニーズの増加とともに、男性女性を問わず人気の職業となりつつあるネットワークエンジニア。しかし、一口にネットワークエンジニアと言っても、その業務は多岐にわたり、また専門的な分野でもあることから、その仕事内容については詳しく知らない、という人も多いのではないでしょうか。今回は、知っているようで知らないネットワークエンジニアの詳しい仕事内容と、やっぱり気になるお金の面について、詳しく解説していきます。

目次

ネットワークエンジニアの仕事とは?

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ネットワークエンジニアの仕事は多岐にわたりますが、要約すると「ネットワークを作るエンジニア」という説明になります。しかし、それだけでは良くわからないという人も多いでしょう。具体的には以下の3つのような仕事に分類されています。

設計

一番上流の工程に位置するのが、このネットワーク設計の仕事です。まずはクライアントの元を訪問し、どのようなシステムが欲しいのか、現状のシステムにどのような不満を抱えているのかを細かくヒアリング。そうして出てきた要件に応じて、ネットワークの構成やルーターなどのネットワーク機器、使用する回線の選定を行い、システムの設計をしていきます。その際、回線に掛かる費用やそれを維持していくためのコスト、実際の導入までに掛かるスケジュールなども詰めていく必要があるため、ネットワークに関する幅広い知識が必要とされます。エンジニアと聞くと、PCと向き合って仕事をする機会が多いイメージがありますが、設計に関しては、クライアントとのコミュニケーションを取る機会も多く、営業的な仕事の側面も大きくなります。

構築

ネットワーク設計が完了した次の段階が、このネットワーク構築です。事前に決められたセットワーク設計に基づき、実際に機器を設置したり、システムを構築していく、実働的なポジションの仕事と言えるでしょう。ネットワークの規模が大きくなれば、それだけ必要とされる機器などの種類も増えることから、数ヶ月程度の時間を要する現場もあり、また実務に耐えうるかどうかのテストも同時に行っていくため、数あるネットワークエンジニアの仕事の中でも、特に比重が大きくなる傾向があります。

運用・保守

ネットワークに関しては、導入して終わりではなく、それらが正しく機能しているかどうか、トラブルなどが行っていないかを常に監視しておく必要があります。そこで出てくるのが、ネットワーク運用・保守の仕事。状況に合わせてネットワーク機器の設定を変更したり、故障やトラブルが起こればその原因を究明したり、当たり前のように快適なネットワークが繋がるという環境を守るのが使命です。ネットワークエンジニアの仕事の中では最も下流に位置しており、経験の浅い人や初めてこの仕事に挑戦する人は、ネットワーク運用・保守から始めるのが一般的です。

ネットワークエンジニアの具体的な働き方

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実際に現場で働いているネットワークエンジニアがどのような働き方をしているのか、具体例をみていきましょう。

Aさん:会社員、28歳男性 経験歴5年~

新卒でIT企業に入社し、ネットワークエンジニアとして経験を積んできたAさんは、これまでの業績が認められ、今年からネットワーク設計に携われるようになりました。ネットワーク設計としてはまだ経験が浅いため、担当している業務の規模は比較的小さく、設計から構築、運用までの期間は概ね一ヶ月以内で終わる所がほとんどですが、それでも10名程度のチームをまとめるポジションとして、クライアントはもちろん、部下となる人々とも積極的にコミュニケーションを取るようにしています。設計の仕事は基本的にはクライアントとの調整が必要不可欠であるため、土日祝は休み。設計業務が山場になり、細かな調整が必要なシーンでは、さすがに残業も発生してしまいますが、普段の業務では残業もほとんどありません。

Bさん:会社員、29歳女性 経験歴2年~

異業種からネットワークエンジニアに転職したBさんは、最初の1年を研修期間として過ごし、最近ネットワーク運用・保守としてひとり立ちしました。ネットワーク運用・保守は客先常駐型で働くケースも多く、Bさんもクライアント先である別企業に常駐し、ネットワークの監視業務についています。勤務体系はやや不規則で、場合によっては深夜勤務などもありますが、シフト制で勤務時間は細かく定められているため、残業らしい残業はほとんどありません。勤務時間の終了間際にトラブルなどが発生してしまった場合は、引継ぎなどに多少の時間が掛かりますが、あまり頻繁に起こることではないようです。またトラブルが起きていない時間帯は比較的自由に過ごして良い社風ということもあり、ネットワーク監視の合間に、CCNPという、ネットワークエンジニアが目指す資格取得の勉強を進めています。

Cさん:フリーランス、33歳男性(社内SE・個人事業主)

フリーのネットワークエンジニアとして働くCさんは、主にネットワーク設計やネットワーク構築の段階の仕事を引き受けるケースが多く、その仕事の中身も案件によってさまざまです。軽めの案件が中心の場合は、複数社からの依頼を同時にこなすこともあれば、重めの案件であれば社員と同じレベルで企業に入り込み、常駐で作業を行うことも。ネットワークの仕事には、明確な繁忙期・閑散期があるわけではありませんので、年間を通しての浮き沈みはあまりありません。基本的には在宅で仕事を行うことが多いですが、場合によっては直接クライアントを訪問して打ち合わせをしたりするケースもあります。

ネットワークエンジニアの年収

ネットワークエンジニアの年収は、大手転職サイトのDODAが調査した結果、458.6万円という結果が出ています。比較的若い業界であり、経験者もそこまで多くないという背景もあり、「300~400万円未満」が全体の26%と最も多く、次点が「400~500万円未満」という数字が出ており、若いうちから安定して稼げる業界と言えるでしょう。数としては少ないですが、「1000万円以上」の年収を得ている人もおり、将来性もかなりある業界・仕事です。

まとめ

ネットワークエンジニアの詳しい仕事内容や、具体的な働き方に関して見てきました。専門的な知識が必要な仕事である分、自分には難しいとして、敬遠してしまう人も少なくありませんが、最近では研修制度なども整い、未経験でもチャレンジしやすい環境が整ってきたとも言えます。今回の記事を参考にしながら、ネットワークエンジニアも含めた自分らしい働き方ができる環境を、探してみてはいかがでしょうか。

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