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フリーランスの健康保険って?加入できる保険と保険料を抑えるコツとは

フリーランスの健康保険って?加入できる保険と保険料を抑えるコツとは

会社員からフリーランスに転身した場合、健康保険をどうすべきか悩む方も多いのではないでしょうか。それまで企業の担当者に任せていた手続きも、自分で全て行わなければならないため保険の種類はしっかりと把握しておく必要があります。ここでは、フリーランスが加入できる健康保険と保険料を抑えるコツをご紹介します。

フリーランスが加入できる健康保険

フリーランスが加入できる健康保険には、主に4つの種類があります。状況に応じて最も適した保険を検討してみてください。

1.国民健康保険

各市区町村が運営する「国民健康保険」は、フリーランスにとって最もポピュラーな保険です。病気やケガ、出産、死亡した場合に必要な医療費が保険料から支払われ、手続きは住民登録のある自治体の役所で行います。

企業の社会保険ではあった扶養の概念がないため、扶養家族がいた場合でも保険料に変わりはありません。また、「出産手当金」や病気・ケガで4日以上働けなくなった場合に給料の約6割が支給される「傷病手当」は出ないため、必要な場合は併用で任意保険に入る必要があります。

国民健康保険は前年度の所得によって決定するため、収入によって保険料が変化します。所得とは年収の総額ではなく、必要経費を差し引いた金額になります。前年度に会社勤めをしていたという場合は、源泉徴収票で所得額を確認しておきましょう。

2.任意継続する

企業の社会保険に2か月以上加入していた場合は、退職後の20日以内に申請することで、社会保険を2年間任意継続することができます。任意継続する場合は保険証を企業に返却せず、速やかに手続きを行いましょう。

とくに扶養家族がいる場合は任意継続することで、扶養家族分の保険料を安くすることができるのでメリットが大きいです。2年間という期限付きですが、少しでも節約するために継続を検討することをおすすめします。

ただし、申請期限から1日でも手続きが遅れてしまったり、1日でも保険料の支払いが遅れてしまったりした場合は、翌日には強制的に退会させられてしまうという厳しさもあります。手続きは退職後すぐに済ませ、保険料は自動引き落としなどで払い忘れが発生しないよう工夫する必要があるでしょう。

3.扶養家族に入る

フリーランスとしての所得額が38万円以下の場合、会社勤めをしており社会保険にも加入している配偶者や親の扶養家族枠に入るという手もあります。最も保険料を安く抑えられる方法になりますが、所得が38万円を超えた場合は扶養の枠からはずれてしまうので注意が必要です。
所得38万円以下というと、アルバイトやパートのように家計の補助的な働き方になるため、しっかりと稼ぎたいという方はその他の健康保険に加入することをおすすめします。

4.職種ごとの健康保険組合に入る

IT業界であればクリエイター向けの「文芸美術国民健康保険組合」という保険があります。加入条件は「日本国内に住所を有し、文芸、美術及び著作活動に従事し、かつ、組合加盟の各団体の会員である者とその家族」となっているため、該当の職種でフリーランスになる場合は検討してみてはいかがでしょうか。

保険料は収入や所得に関係なく一律で、平成30年は組合員1人あたり月額19,600円、家族1人あたり10,300円となっています。組合員の保険料は年間235,200円となりますので、国民年金保険に比べて大きく節約することが可能です。ただし、保険料は年度ごとに変更されるので都度確認が必要になります。

健康保険料を抑えるコツ

健康保険料は「扶養家族>健康保険組合>任意継続>国民健康保険」の順で高くなっていきますので、
保険料を安く抑えるためには国民健康保険以外の保険を検討することをおすすめします。
「文芸美術国民健康保険組合」は「日本イラストレーション協会 JILLA」「日本グラフィックデザイナー協会 JAGDA」
「日本ネットクリエイター協会 JNCA」に所属している方なら比較的加入しやすくなっているため、手続きにチャレンジしてみてはいかがでしょうか。

退職前に健康保険をどうするか迷っている場合は、2年間限りという制約付きではありますが、社会保険を任意継続するとよいでしょう。
また、国民健康保険であっても保険料を安く抑える方法があります。国民健康保険は所得に応じて保険料が決定するため、
できるだけ多くの金額を控除すればよいのです。フリーランスとして所得を証明し、所得税額などを確定するために作成する「確定申告」では、
65万円の控除を受けられる「青色申告」というものがあります。手間をかけられないというのであれば、簡易簿記で10万円控除される青色申告を選択することも可能です。
確定申告時に青色申告を選択することで、所得額を低くすることができるので、結果的に国民健康保険料も安くできるのです。

まとめ

フリーランスが加入できるのは国民健康保険のみと思われがちですが、任意継続や健康保険組合など他の選択肢も存在します。節税のためにも、今から健康保険を見直してみてはいかがでしょうか。

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