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フリーランスエンジニアの実態とは?収入や働き方・満足度について解説

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一口にフリーランスエンジニアと言っても、職種や働き方は多種多様です。
職種により収入は異なりますし、常駐か在宅かで働き方は大きく異なります。

目的に合わせて働き方を自由に選べるのが、フリーランスの魅力の一つ。
果たして、実際にフリーランスで働いている方は自分の理想とする働き方を手に入れられているのでしょうか?

この記事では、フリーランスエンジニアの年収や働き方、満足度など実態を詳しく解説していきます。
ぜひ、最後までお読みください。

フリーランスエンジニアの実態①年収

まず、気になるのは収入面ではないでしょうか?
いくら自由に働けるからといって、生活できないレベルの収入では困ります。
収入は職種により異なるため、ここでは大まかな職種別に年収をご紹介します。
◆フリーランスエンジニア全体の平均年収
700〜800万円
一般的に、スキルを持ったエンジニアが独立すると、会社員よりも稼げると言われています。
ただし、会社員では当たり前に受けられる福利厚生がないため、受け取った収入から保険料など自分で支払う必要があります。
◆フリーランス|プログラマー平均年収
年収:500〜700万円
業務内容:プログラミング言語を使った開発
◆フリーランス|システムエンジニア(SE)平均年収
年収:600~1000万円
業務内容:システム開発、設計・製造・テスト
◆フリーランス|データベースエンジニア平均年収
年収:500〜700万円
業務内容:データベース構築、管理・運用
◆フリーランス|サーバーエンジニア平均年収
年収:500〜700万円
業務内容:サーバー構築、管理・運用
◆フリーランス|Webエンジニア平均年収
年収:500〜700万円
業務内容:ウェブのプログラミング、システム開発
◆フリーランス|ネットワークエンジニア平均年収
年収:600〜1000万円
業務内容:電子機器間のネットワーク構築・運用
◆フリーランス|プロジェクトマネージャ平均年収
年収:700〜1000万円
業務内容:プロジェクトの計画、開発、運用、評価
フリーランスの収入は、個人のスキルや労働時間によっても大きく変わります。
実際に自分がフリーランスになった場合「どれくらい稼げるか?」気になる場合は、フリーランス向け案件情報を見てみると、よりリアルにイメージできるでしょう。
move IT!|案件情報一覧

フリーランスエンジニアの実態②働き方

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フリーランスエンジニアというと、「好きな時間に起きて、自宅のパソコンやカフェから仕事」なんてイメージがありますよね。
しかし、そんなイメージで独立すると現実とのギャップに苦しめられるかもしれません。
フリーランスエンジニアの働き方についてもよく理解しておきましょう。

フリーランスの働き方|常駐エンジニア

常駐エンジニアとは、正社員として雇用はされませんが、企業と契約を結び開発現場へ常駐(出勤)して働く働き方のこと。
週5日8時間勤務が基本となるため、会社員と比べ、自由度などはあまり変わらないと感じるでしょう。

ただ、事前に労働時間が定められていることが多いため、ほとんど残業は必要ありません。
「派遣社員と変わらないのでは?」と思いますが、業務形態や指揮系統など細かい違いがあり、企業を介さない分報酬が高いといったメリットがあります。
さらに、継続案件が多いためフリーランスでも安定した収入を得やすいのが特徴です。

フリーランスの働き方|在宅エンジニア

在宅エンジニアは、リモートワークが基本のため勤務場所にとらわれない働き方が可能です。

受注する案件により、労働時間を調整することもでき、より柔軟な働き方を選べるでしょう。
スキルが高ければ高いほど、「短い労働時間で高収入を得られる」といった効率的な働き方も実現できます。

そのため労働時間については1日6〜8時間と、パートタイムくらいの労働時間から正社員レベルの労働時間まで様々です。

在宅ワークであっても、時間に縛りがあるケースもあるので案件の内容はよく確認しておきましょう。

フリーランスの働き方|在宅と常駐の両方

週何日かは現場へ常駐(出勤)し、そのほかは在宅で仕事をする働き方もあります。

働き方次第で収入も変わるため、「ガンガン稼ぎたい」という方は仕事をたくさん入れる、「収入よりも時間を優先したい」といった方は、時間にゆとりを持って働くという選択肢を持てるのがフリーランスエンジニアの特徴ですね。

フリーランスエンジニアの実態③満足度

ここでは、”フリーランス”という働き方についての満足度をご紹介します。
上記フリーランス800名(有効回答数)に行ったアンケート結果を見てみてると
・仕事の自由度
・仕事の内容
・生活との両立
については、「大変満足している」「満足している」の回答が合わせて約6割から約7割を占めていることがわかります。

つまり、フリーランスとして働いている6〜7割の方は仕事内容や自由度への満足度が高いということですね。

一方で、
・社会的評価
・収入
においては、「大変満足している」「満足している」の回答が2割を切り不満に感じている割合が多く見受けられます。

フリーランスの実態④年齢層

2016年に公表されたIT白書によると、フリーランスのエンジニアとして活動している人材の年齢構造は以下の通りです。

・20代:2.7%
・30代:13.3%
・40代:33.8%
・50代:50.1%

フリーランスエンジニアとして活動している年代として最も多いのは、50代のエンジニアであることが判明しました。

一方、20代のフリーランスは2.7%と低い水準となっています。

フリーランスエンジニアは、20〜30代の間で会社員として実践を積み、40代以降独立している方が多いのでしょう。

フリーランスエンジニアの実態⑤後悔するタイミング

前項で、フリーランスは「社会的評価」や「収入」において不満を感じている割合が多いということがわかりました。
ここでは、実際にフリーランスエンジニアが不満を感じるタイミングについてご紹介します。

リアルな声

Twitterなどに投稿されている、フリーランスエンジニアのリアルな声をご紹介します。

フリーランスエンジニアになりたいなら

フリーランスエンジニアになりたいなら、メリットとデメリットの両方を知っておく必要があります。
自由に働けるといったイメージから安易に独立をすると、フリーランスの実態に苦労するかもしれませんね。
自分が満足できる収入や、自身のスキルについて理解しておくことも重要です。
「move IT!」では、専門的なスキルを持つ皆様に対して、優れた実績やスキルを最大限活かす方法の1つとしてフリーランスとしての働き方をサポートしています。
業界20年のIT総合会社だからこそ実現できる、多数の高額求人を強みとしており、業界経験が豊富なエージェントが交渉しているためマッチング度が高いのが魅力です。
利用者の満足度も90%と非常に高く、多くのエンジニアの方が理想の働き方を手に入れています。
「フリーランスエンジニアに興味がある」「スキルを最大限活かして稼ぎたい」という方は、ぜひmove IT!へご相談ください。

【プログラマーへの独自アンケート】

programmer, questionnaire
プログラマー300人に対するアンケート

現在の働き方のメリットや魅力は何ですか?

次に、それぞれの働き方をしている人たちに、その働き方の魅力は何かを聞いてみました。

フリーランスプログラマーの魅力

1位:時間が自由、もしくは定時に上がれる
2位:収入が増えた
2位:好きな仕事ができる


フリーランスとして働くことのメリットとして挙げられた中で、最も得票数が多かったのは「時間が自由、もしくは定時に上がれる」でした。
他の職種でも言えることですが、フリーランスはその自由度こそが最大の魅力と言っても過言ではなく、その事実をしっかり表している結果と言えるのではないでしょうか。
「好きな仕事ができる」というのも、自由度の高さに繋がる部分があります。

派遣プログラマーの魅力

1位:時間が自由、もしくは定時に上がれる
2位:仕事に困ることがない
2位:好きな仕事ができる
2位:スキルが身につきやすい


派遣のアンケート結果でも1位になったのは「時間が自由、もしくは定時に上がれる」でした。
派遣は契約に関する規定がかなり細かく設定されており、働く環境としては非常に安定感があります。その安定性を示す結果と言えるでしょう。

正社員プログラマーの魅力

1位:仕事に困ることがない
2位:収入が増えた
3位:スキルが身につきやすい


正社員のアンケート結果で1位になったのは「仕事に困ることがない」です。
フリーランスや派遣の場合、いつ仕事が無くなるかというリスクを常に考えておかなければなりませんが、正社員であればそこは気にせず、自身の成長や目の前の仕事に集中できるのが大きな魅力です。

それぞれの働き方のデメリットや課題

今度は逆に、現在の働き方でデメリットや課題に感じる点について伺いました。

フリーランスプログラマーのデメリット・課題

1位:正当な対価を得ていないこと
2位:好きな仕事でなくても受ける必要があること
2位:急な仕様変更や、難しい依頼を簡単に投げられること
2位:予定時間外での作業が多いこと

※同票のため順位が重複しています。

フリーランスは自由な働き方ができる反面、仕事を獲得するためには多少の犠牲を強いなければならない、と考えている人が多いと感じる結果が出ました。

クライアントといかに対等な関係を築いていけるかが、働きやすさを向上させる重要なポイントになっていると言えます。

派遣プログラマーのデメリット・課題

1位:正当な対価を得ていないこと
2位:急な仕様変更や、難しい依頼を簡単に投げられること


派遣という働き方は安定性がある一方で、なかなか希望通りの対価を得ることが難しいという結果に。
特に自分のスキルが高まれば高まるほど、収入とのギャップに苦しんでしまう人が多いようです。

正社員プログラマーのデメリット・課題

1位:正当な対価を得ていないこと
2位:好きな仕事でなくても受ける必要があること
3位:予定時間外での作業が多いこと


正社員は組織の一員として働くため、自分の自由にできる要素が少ないことが課題として挙げられています。

安定を取るか挑戦を取るか、譲れる範囲・譲れない範囲がどこにあるかをしっかりと自分の中で決めておくことが大切です。

将来どんな働き方がしたいですか?

次は、将来どんな働き方がしたいかについて、それぞれの働き方を実践する方々に聞いてみました。

フリーランスプログラマー|将来どんな働き方がしたい?

1位:フリーランスとして働きたい
2位:独立や起業
3位:現状維持できればよい


フリーランスとして働いている人は、今後もフリーランスとして働く、起業してキャリアップを希望する人が多いという結果に。
現在の働き方に多少の課題はあれど、それを理解した上でどう成長していくかに重点を置いていることがわかります。

派遣プログラマー|将来どんな働き方がしたい?

1位:フリーランスとして働きたい
2位:在職中の会社でキャリアアップ
3位:現状維持できればよい


派遣で働く人は、「フリーランスとして働きたい」が1位になりました。
派遣の場合、次の職場がスムーズに見つかるかどうかが不透明な部分もあるため、同じ課題を抱えるのであれば、より自由度の高いフリーランスの方が良いという気持ちの現れと言えるかもしれません。

正社員プログラマー|将来どんな働き方がしたい?

1位:現状維持できればよい
2位:在職中の会社でキャリアアップ
3位:独立や起業


正社員は「現状維持できればよい」という回答が1位に。
正社員として働いていけば、スキルや経験が自然と身に付きやすく、それによってキャリアアップもスムーズに行えることから、こうした結果になったのではないでしょうか。

フリーランスエンジニアに向いていない人はどんな人?

フリーランスのエンジニアに向いていない人の特徴は以下の通りです。
・意思疎通が苦手な人
・営業活動をしたくない人
・常に学習ができない人
・スキルが足りていない人
・現状に満足している人

それぞれ確認していきましょう。

意思疎通が苦手な人

フリーランスエンジニアは会社員の多くとは違い、直接クライアントと話をする必要があります。
そのため、相手の言葉の意味を汲み取る・自分の考えを伝えるなど、最低限のコミュニケーションを取らなければいけません。

コミュニケーションが苦手、意思疎通が苦手な方にはフリーランスとして活動するのは難しいでしょう。

営業活動をしたくない人

エンジニアスキルを高めることも大事ですが、案件が取れなければ稼げません。
自分の価値をしっかりと提示し、理解してもらい、採用して貰うという営業力は必須なのです。

営業力に自信がない、営業したくないという方は会社員として勤務した方が良いでしょう。

常に学習ができない人

案件獲得のためには、常に自分のスキルを伸ばしていかなければいけません。
とくにIT業界は、新しい技術が常に開発されています。
世の中の流れを学習していなければ、すぐにスキルは時代遅れとなり、エンジニアとしての価値が発揮できなくなるでしょう。

スキルが足りていない人

これは当たり前ですが、エンジニアとしてのスキル・実務経験がない人もフリーランスには向きません。

また、実務経験があっても1年程度の経験では、案件を獲得できないでしょう。
最低でも3年以上の経験があることを証明するべきです。

現状に満足している人

会社員としての現状に満足している方は、フリーランスエンジニアには向きません。

自由で、住む場所・住む時間を自由に選択できると思われがちなフリーランスエンジニアですが、自由と引き換えに多くの業務を行わなければいけません。

【フリーランスエンジニアになると生じる業務】
・営業活動
・経理
・設備投資
・不明点を調べる

会社員時代では他部署が行って来ていた業務もすべて行わなければいけません。
このような要素も含めて検討した際に、会社員として勤務することに満足している方はフリーランスエンジニアには向いていないでしょう。

まとめ

この記事では、フリーランスエンジニアに興味を持っている方に向けて、年収や働き方・満足度などの実態を詳しくご紹介しました。
一口に”フリーランスエンジニア”といっても職種や労働時間は様々であり、収入や満足度も人それぞれです。

しかし、会社員は会社が定めた規定に則り働くのに対し、フリーランスは「自分の価値観に合った働き方を選択できる」という大きなメリットがあります。
この「選択できる」という利点は、人生の幸福度をあげる上で大きなポイントになるのではないでしょうか。

「やってみたい」、「興味がある」ならばやってみる価値は大いにあるでしょう。

moveIT!は、フリーランスに挑戦したいエンジニアのサポートを全力で行っています。
ぜひ、一度ご相談ください。

コラム著者情報

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