システムエンジニア（SE）の単価相場｜会社員・フリーランス・スキル別

はじめに、システムエンジニア（SE）とはクライアントの要求から、仕様を決定するいわゆる上流工程を担当するエンジニアのことです。

システムエンジニア（SE）は仕事内容の幅が広いため、単価相場を出すのが難しい業種でもあります。

そして残念ながら2022年1月現在、総務省など政府機関が公表している、SEの具体的な単価相場は見つかりませんでした。

そのため、本記事ではエンジニアの転職・起業支援をしているmoveIT!が、過去の求人情報や一般的な相場を元にSEの単価相場を算出しています。

様々な条件ごとにシステムエンジニア（SE）の単価相場をご紹介しますので、ぜひご参考にどうぞ。

様々な側面からシステムエンジニア（SE）の単価を見ていきましょう。

人月（にんげつ）単価とは、システム開発などでエンジニア一人が従事する業務量（１人月）に対する単価のことで、受注企業からクライアントへの請求金額への算定に用いられます。

この単価を公表している企業はありませんので、正確な金額を算出するのは難しいですが、人月単価の相場は平均で77万円ほどと言われております。

企業に所属している、会社員SEの方は毎月ほぼ決まった給与が振り込まれるため、月の支給額を月の単価と捉えることができるでしょう。

会社員SEの年収から、ひと月当たりの報酬・単価を見てみましょう。
一般的な会社員SEの平均年収は、500〜600万円ほどとなっています。

月収に換算すると、41.5万円〜50万円。
会社員SEの方が受け取る月の報酬としては、月40〜50万円が相場と言えるでしょう。

一般的なシステムエンジニア（SE）の案件で、月単価は50～80万円が相場となっています。
もちろん個人のスキルや、仕事内容により単価は異なりますが、会社員が受け取る報酬に比べるとフリーランスで受注する案件の方が単価相場は高い傾向にあります。
ただし、フリーランスになると、福利厚生など会社員が通常受けられるような待遇が受けることができなくなるので、どちらが適しているかは個人により異なるでしょう。
ご自身が、フリーランスに向いているか気になる方はこちらの記事もご参考にどうぞ。
⇨フリーランスに向いている・向いていない人の特徴についてご紹介！

次は、SEの案件単価をレベル別に見ていきましょう。

IPA情報処理推進機構では、ITスキルについて以下のように定義しています。

このITスキルのレベルを踏まえた上で、それぞれのレベルに応じた単価相場をご紹介します。

こうして見てみると、レベルにより単価相場に大きな差があることがわかりますね。
言い換えると、個人のスキルをアップさせることで、収入増加に直結しやすい業種といえます。

システムエンジニア（SE）の単価相場は、45〜100万円ほどと大きな幅があります。単価相場の幅が広い理由としては下記のような事情が挙げられます。

・SEの仕事内容は幅広く分類が多い
・所属する企業の規模により単価が大きく異なる

SEの仕事内容は幅広く、システム設計（仕様書作成）、ソフトウェア設計、試験要領書作成、プログラミング、デバッキングなど仕事内容も多岐に渡り、必要とされる知識やスキルは異なります。そのため、個人の能力の違いから、単価も大きく異なります。

関連記事：システムエンジニア（SE）の仕事内容とは？資格は必要？

企業に所属する会社員SEの場合、企業の規模により単価は大きく異なります。
さらに言うと、地域によっても単価は異なるため下限と上限の差が大きくなっています。

例えば、都内の大手IT企業や外資系に所属するエンジニアと、地方の中小企業に所属するエンジニアとを比べると大きな差が生まれます。

SEは仕事内容により、様々な職種に分類されます。そして、仕事内容や個人の能力によっても報酬が変わるため、一概に単価を算出するのが難しい業種でもあります。
もし、ご自身がフリーランスとして案件を受注する時の単価が知りたい場合は、求人を見て参考にしてみるのも良いでしょう。

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