システムエンジニア(SE)の仕事内容とは?資格は必要?

ITエンジニアとして働いたことがない方だと、システムエンジニア(SE)がどのような仕事をしているのかイメージしづらいですよね。

先に簡単にまとめると、システムエンジニア(SE)の仕事内容は、クライアントからの要望を受け、システムの設計・開発を行う役割を担っています。

私たちが普段利用しているインターネットサービスやAmazonなどのショッピングサイト、銀行のネットシステムなど世の中を便利にするIT化の裏側には必ずと言っていいほどシステムエンジニアの存在があります。

本記事ではシステムエンジニアに興味を持っている方に向けて、システムエンジニアの仕事内容や、システムエンジニアになるメリットについてわかりやすく解説をしていきます。

システムエンジニア(SE)の仕事内容christina-wocintechchat-com-6Dv3pe-JnSg-unsplash

システムエンジニアの仕事内容は「家を作るときの建築家に似ている」とよく例えられます。

建築家家を建てたい方の要望を聞き、設計図を作ります。
それと同様にシステムエンジニアは、クライアント(お客さん)からシステム開発の要望を聞き、ネットワーク構成を設計します。

そして実際に家を建てるときに作業をするのは大工ですが、システムを構築するときは、プログラマーがプログラミングを担当

このように、クライアントの要望を受けてからの流れを想像すると、システムエンジニアの仕事内容が具体的にわかりやすくなるので、1つのシステムを開発し納品する流れを見ていきましょう。

システム開発のプロセス

システム開発とは何か?

そもそも、システム開発とはこれまで行ってきた業務の効率化のために、ソフトウェアを使ってその業務にあったシステムを作り上げることです。
よく”IT化”という言葉を耳にしますが、IT技術やデジタル技術を活用しアナログな作業をデジタルに変換して、業務効率化やコスト削減を目指す手助けをしています。

開発プロセス

ではシステムエンジニアの役割を、システム開発・ソフトウェア開発のプロセスに沿ってご説明します。

①要件定義

この工程でシステムエンジニアは、まずクライアントがどのようなシステムまたはソフトウェアを望んでいるのかをヒアリングし、要求を分析していきます。

②設計

システムエンジニアは、クライアントの要求をもとにシステム設計をします。
クライアントの要求を実現するためには、どのようなシステムを開発すれば良いのかを考えます。
プログラミングを行うための細かい設計まで決定し、仕様を記載した仕様書(設計書)を作成するのもシステムエンジニアの仕事です。

③プログラミング

この工程で、システムエンジニアはプログラマーにプログラミングを依頼したり、時には自分自身でもプログラミングを担当します。

プログラマーとシステムエンジニアの違いについて詳しく知りたい方は、こちらの記事もご参考にどうぞ。
関連記事:SEとプログラマーは何が違う?仕事内容や給与など

④テスト

システムが完成したときには、設計書の仕様通り動いてくれるかをテストするのもシステムエンジニアが担当します。

ただ、これらすべての仕事を一人のSEが行うのではなくプロジェクトの大きさによって関わるSEの数が変わってきます。

⑤リリース

設計したシステムやソフトウェアに問題がなければ、クライアントに納品・リリースとなります。

⑥保守・メンテナンス

システムやソフトウェア開発は、開発・納品して終了ではなく、システムが正常に動作しているか、定期的にチェックが必要です。
運用が開始してからトラブルがあった場合は、トラブル対応などが必要になる場合もあるでしょう。
この場合のトラブル対応もシステムエンジニアが対応する必要があるため、幅広い知識が求められます。

関連記事:ITエンジニアの種類を解説!あなたが目指すのはどのITエンジニア?

システムエンジニアを仕事にするメリットchaitanya-pillala-zDDdoYqQ64U-unsplash

仕事が無くならない

野村総合研究所が出しているレポートでは、”日本の労働人口の49%が人工知能やロボット等で代替可能になる”と発表されています。
近い将来AIに仕事を奪われる未来がリアルにイメージできる世の中になりつつありますが、システムエンジニアの仕事が無くなることはないでしょう。

冒頭でもお伝えした通り、IT化の裏側にはシステムエンジニアの存在があります。
しかし、その数は全く足りていない状態です。

政府の試算によると、2030年には最大で79万人の人材不足になるとされています。
IT化が進むにつれて、よりSEが必要とされる時代になっていくでしょう。

参考:野村総合研究所「日本の労働人口の 49%が人工知能やロボット等で代替可能に」

合理的に働ける

IT業界自体が新しい業界なため、日本の古いしきたりを守るような企業は少ないでしょう。
そのため、年功序列や不合理な習慣の中で我慢しながら働くことはかなり少ないです。
システムエンジニアの世界では、女性も多く活躍しているため”女性だから出世できない”ということも少なく、男女ともに実力で評価されることが多い業界といえます。

高年収を目指すことができる

SEとして働き始めた1年目から年収が高いかというとそうではありませんが、経験を重ねて能力が身につくことで収入もアップしていきます。

特に、自分の得意分野に特化することで頼られるシステムエンジニアになることができるでしょう。
実力主義の世界ですので、スキルを活かし仕事をこなしていくことで若いうちから高い年収を稼ぐことは十分に可能です。

システムエンジニア(SE)の平均年収

一般的なシステムエンジニアの平均年収は、500万円〜600万円ほどとなっています。
設計などの上流工程を担当するシステムエンジニアは、プログラマーよりも年収が高い傾向にあります。

ただ、経験年数や雇用形態によって年収は異なるため、詳しく知りたい方はこちらの記事もご参考にどうぞ。
関連記事:システムエンジニア(SE)の単価相場|会社員・フリーランス・スキル別

システムエンジニア(SE)資格は必要?green-chameleon-s9CC2SKySJM-unsplash

システムエンジニアは幅広い知識が必要と前述しましたが、システムエンジニアになるために特定の資格は必要ありません

しかし、資格を取得することはスキルアップ転職をする際に有利に働いてくれるでしょう。
「資格手当」などを導入している会社もあるので、収入アップに繋がる可能性もあります。

システムアーキテクトなどの難易度が高い国家資格を有すると、企業からの評価も上がり、自分の自信にも繋がるでしょう。

システムエンジニアに向いている人

システムエンジニアとして働くには、技術面での能力はもちろんのこと、クライアントからのニーズを的確に把握するコミュニケーション能力が必要です。
また、IT業界は変化のスピードが早いため、情報感度を高く保ち自分自身も新たな知識を学び続けるという姿勢が大切になります。

これらをまとめると、コミュニケーション能力が高く、向上心の高い人がシステムエンジニアに向いていると言えるでしょう。

常駐SE・社内SEの違い

システムエンジニア(SE)について調べていると、客先常駐SE社内SEといったワードを目にします。

「何がどう違うの?」という疑問にお答えします。

客先常駐SE

自分が勤めている会社ではない企業に、常駐して働くエンジニアを客先常駐SEと呼びます。
派遣社員や契約社員をイメージするとわかりやすいでしょう。

社内SE

自分が勤めている会社のシステムに携わるエンジニアのこと。

客先常駐SEと社内SEの仕事内容に特別差はありませんが、職場環境や経験できるキャリアは異なるため、自分にあった働き方を選択しましょう。

まとめ

システムエンジニア(SE)の仕事内容は、クライアントからの要望を聞きシステムの設計をすることがメインです。
状況に応じてプログラミングや、トラブル時の対応が必要になるため、幅広い知識が必要となります。

国家資格などが必要のない職種のため、誰にでも目指すことができる職業であり、AIに仕事を奪われる心配もありません。

これからの時代、システムエンジニア(SE)はより重宝される時代となるでしょう。

最後までお読みいただきありがとうございました。

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